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施術をより効果的に!『EMS』ってご存じですか?

数年前、装着するだけで腹筋のトレーニングになる!と話題になった、パッド型の健康器具をご存知でしょうか?世界的アスリートや有名人が宣伝し、「寝たままで筋力アップをサポートしてくれる」「子供から年配の方まで利用できる」と巷で話題になりました。類似品を見かけた方もいらっしゃると思います。

この製品は総称『EMS機器』と言い、当院でも業務用EMS機器『コアレ(core-re)』を活用して、多くの患者様の健康サポートに役立てています。

しかし、「EMSってよく聞くけど、いったい何?」「いろんな機器があるけれど、何が違うの?」と思っていらっしゃる方も多いのでは。今回は、そんなEMSに関する疑問にお答えします!

「EMS」って、なに?

『EMS』とは、『Electrical Muscle Stimulation』の略。日本語に訳すと『電気的筋肉刺激』。つまり電気の刺激で筋肉を収縮させ、自分でからだを動かさなくても運動効果を得ることができる機器のことを指します。

元々EMS機器は、アスリートたちのトレーニングや回復のためのツールとして使用されてきました。医療現場では、リハビリテーションの現場でも活用されています。 最近では技術が進歩し、機器の小型化や軽量化に成功。「ボディメイクに役立てたい」「健康維持のため」「怪我予防に」…という願いから家庭用が普及したおかげで、だいぶ身近な存在になりました。

家庭用と業務用の違いは?

では、家庭用と業務用とでは、何が変わってくるのでしょうか。それは、大きく分けて2つあります。

1.出力される『周波数』の違い

周波数帯には『低周波(0.1Hz~1,000Hz)』『中周波(1,000Hz~10,000Hz)』『高周波(10,000Hz以上)』の3種類があります。周波数は、高くなるほどからだの奥深くまで電気を流すことが可能です。しかし、筋肉運動を起こしやすいのは20Hz~100Hzくらいの低周波になります。効果を高めるためには、筋肉運動を起こしやすい低周波と、皮膚抵抗が少ない高周波を組み合わせることが理想です。ですが、高周波のEMS機器は知識のある人間が操作する必要があるため、業務用として開発された機器の方がより効果を得やすくなります。

2.使用する『パッド形状』の違い

家庭用の場合、ベルト型など電気を流すパッドの位置を固定しているものが主流です。多くの場合、腹部に張り付けるタイプが多いので、腹筋に重点を置いて鍛えたい方には使いやすい形状です。一方、業務用の場合、本体から配線された複数のコードの先にパッドが接続されています。1枚ずつ分かれているため、体型や目的に合わせて的確な箇所にパッドを貼ることが可能です。腕や足・腰など患者様の状態をみて、ピンポイントに効果を発揮できるのが、特徴の一つです。

最高レベルのパワー。業務用EMS「コアレ(core-re)」

当院が使用している『コアレ(core-re)』は、世界各国で特許を取得しているエムキューブウェーブをベースに、独自の技術を加えた新波形「MSウェーブ(広域変調波)」を搭載しています。

A~Eまでの5つのモードがあり、一般的な痛みなどの原因になっている筋肉はもちろんのこと、産後などの筋力低下(インナーマッスル)による尿漏れなどにも効果が期待できます。

また、低周波から高周波までの幅広い周波数を組み合わせることで、電気特有のチクチクした皮膚刺激を限りなく抑えながら皮下15cmの通電ができ、普段の運動では鍛えることが難しいインナーマッスルにもしっかりアプローチしてくれます。

さらに、当院スタッフが患者さん一人一人の筋肉の位置を把握し、適した使用方法で施術。ご自分が日頃知らずに使っているからだの癖で筋肉や関節に負担をかけている動作を修正し、より効果的に筋肉をほぐすことができるようになります。

「一時的でなく効果的な施術を受けたい」「痛みが再発しにくいからだや、軽くなったからだを手に入れたい」と思った方はぜひ、お気軽に当院までご相談ください。